篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

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2008.11.30 Sunday

Award party @ Egypt WC 2008

2008.09.15 Monday

レックダイビング

久しぶりにスクーバダイビングをしました。月刊ダイバーの取材だったのですが、紅海の魅力をたっぷり堪能させていただきました。昨日はハンマーヘッドの群れ、ナポレオン、今日は移動中にイルカ、ダイビング中にはマグロ、群れるロウニンアジ!(素浪人になってないぞ)、そして極めつけは沈船!長さなんと120m!!幅18m、総重量5000トンの沈船・ディスルゴム。第二次大戦中にドイツに撃沈させられたイギリスの軍事輸送船なのですが、被弾点以外はとてもきれいに残っていて、甲板には機関車二台、解体された飛行機、そして船の内部にはバイク(エンフィールド数台)、トラック、自動車などなどレトロなマニアにはたまらない品々が多数残っています。真鍮で出来ていると思われる巨大なペラは触るとまだつるつるしていて付着物を取り除くと鈍く光っていました。磨けばまだ使えそうなほど。触ると願い事が叶うそうです!今日はその沈船ポイントに行くため朝4時に出港して4時間かけてクルージング、久しぶりの高揚感を味わいました。そしてものすごくリフレッシュ!

ダイビングもいいですね!

2008.09.15 Monday

世界素潜 閉幕!

フリーダイビング世界選手権・団体戦が閉幕しました。ご存知の通り男子は15位と出遅れたものの最終的にはなんとか9位、ギリギリ10番以内に入りました。もう少し伸びるかなと期待していましたが、これが2008年の日本男子チームの力ということでしょう。コンスタントで15位、コンスタント+スタティックで11位と追い上げて最後にダイナミックで総合9位になったことは、プロセスを考えるととてもいい経験となりました。ただ9位という数字に関しては特にこれといって感動を覚えることはありません。世界で10指以内というのは最低限の仕事、という感覚です。

最初のコンスタントで全員がイエローカードとなってしまったため正直モティベーションが下がっていた部分もありましたが、どん尻からの再チャレンジも悪くない経験です。もう下がることはない、あとは上がるだけだ!とちょっと開き直って前向きに捉え直すと順位が繰り上がっていく過程に結構、充実感を感じられたのでした。とても新鮮な感覚を味わいました。最後は欲が出てきてこれなら6位入賞もいけるかも?なんて期待してみたり・・・。まあ世界はそんなに甘くはないということですね。しかし世界の舞台での失敗や、悔しい思いをすることほど得がたい経験はありません。今の自分に足りないものを真っ向から突きつけられます。それこそが成長する上で必要な要素です。勝って兜の緒を締めよ、と言いますが自分に厳しくすることはとても難しいものです。人間は成功したときに反省などそうそうできません。やはりときに悔しい思いをすることも必要、失敗は成功の元ですよね。

エジプトの紅海には本当にいろいろな経験をさせてもらっています。同じシナイ半島の紅海とはいえ、ダハブのトリプルデプスでは2回出場して2回とも優勝、しかしシャルムは2年で3つの大会に出てかろうじて今年のプレチャレンジでスタティック優勝、その他は日本新も一つもなく、なんとも悔しい結果に終わっています。ダハブの水は相性がいいけどシャルムは合わないのかな?しかし去年のシャルムの反省を生かしてその後の伸びが今年のバハマで出ているので、シャルムは成功への課題を与えてくれる学びの海なのかなと思っています。おかげで来年の目標とそれを達成するための課題がくっきりと浮かび上がってきました。あとはもうやるだけです。来シーズンが楽しみです。

日本での応援、そして現地でのサポートをしてくれた皆様、本当にありがとうございました。

来シーズンもあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。



2008.09.10 Wednesday

コンスタント+スタティック そしてダイナミック開始!



コンスタントとスタティックが終わりました。日本女子はロシア、USに次いで暫定3位になりました。ダイナミックで十分追い上げは可能です。メダルは堅いでしょう。男子は15位から追い上げて11位にまで浮上してきました。スタティックでは種目別で6位、全員ホワイトカードは嬉しいですね。ここまではなんとか順調にチームを立て直しつつあります。あとは10位内へのチャレンジ。あと二つ順位を上げて9位、上位のハプニングを待ちできれば6位入賞くらいまで追い上げていければと思っています。個人的な記録は7分1秒でした。ものすごく調子がよく、これは7分半以上いける、うまくすれば8分も・・・という感じでしたが、7分前に隣のレーンでBIGなBOが出て騒々しくなり最後の踏ん張りの前に集中が切れてしまいました・・・。なんともついてないというか、今回は体の調子はとてもよいのですが、周囲の競技環境や運営方法などに心を奪われてうまく集中が続かない状態ですね。これもコンペティション特有の条件なので仕方ないのですが・・・。BOしてしまったのはNZチームの友人のアントでした。南フランスで一緒にトレーニングをしたことがあります。とてもいいやつです。自分がスランプに陥ったときにはメールで事細かにアドバイスを送ってくれました。スポーツサイコロジストとして数々のプロアスリートのアドバイスを行ってきた実績があります。悔しいやら悲しいやらなんとも言えない気分です。ダイナミックウィズフィンの世界記録保持者デイブ、コンスタントノーフィン、フリーイマージョンの世界記録保持者のウィルを擁するNZは今回の優勝候補筆頭でした。ところがコンスタントで早くもこけてしまったのでみんな焦ってスタティックで挽回しようと躍起になっていました。デイブは8分11秒も出していましたし。今回さくっと優勝して欲しかったですね、なぜなら次回はこの悔しさをばねにしてもっともっと強くなられたら困りますからね!

あすからダイナミック、男子はノーミスで10位内を目指して泳ぎます。

そして日本女子チームはメダルへGO!

エレーナ・イシンバエワが唱える勝利の呪文を日本女子チームに贈ります。

DO IT 
DO IT 
JUST DO IT
JUST BE CONFIDENT
I’M OK! 

2008.09.10 Wednesday

アプネアとは美なり

チームアドベンチャー・・・

この言葉にちょっとした衝撃を覚えました。コンスタントウィズフィンの現世界チャンピオン、フランスのギオム・ネリーにインタビューしたのですが、今大会の抱負や目標などを訪ねているとアプネア世界選手権のチーム戦とは「チームアドベンチャー」であると称したのです。インタビュー内容は後ほど機会があればお伝えしますが、この「アドベンチャー」という言葉が出てくるところにアプネアフランスチームの歴史と伝統の深さを、そしてフランス国民自体が持つスピリット、冒険気質のようなものを感じ取りました。フランスはジャック・マイヨールの祖国でもありますし、さすがはF1やツールドフランス、パリダカを生み育てたひとたちです。

日本人はあるスポーツを考える際にどうしても、「お金と影響力」で判断してしまいます。どれだけ稼いでいてどれだけ社会的に影響力があるのか、と。それゆえスポーツ選手はタレント化が進み、そしてスポーツ番組もバラエティー化が進んでいきます。個人的な考えですが、アメリカ文化の決して良いとは言えない負の部分の影響も受けていると思われます。しかしヨーロッパではお金と影響力だけでそのスポーツや選手を判断していません。日本ではさほど有名ではなくとも、モトGPやパリダカで活躍する日本人はフランスでは有名人、ということがよくあります。以前ニースの町を歩いていて「うちのカフェにあの日本人ドライバーが来たよ」とか「あの日本人選手のファンだ」といわれたことがあります。ヨーロッパではその選手がどれだけ稼いでいるか、どれだけ有名かだけではなく、その選手の考え方、生き方、存在感といった目には見えにくい部分にも大きな評価が与えられます。逆に言えば稼いでいても美しくなければ認めてもらえないのです。そしてどんなマイナースポーツの選手でも国を代表するレベルであれば惜しみなくリスペクトされる対象となります。ですからその国の代表ともなれば稼いでいようがいまいが堂々と胸を張って世界と戦えるのではないかと思います。

スタティックでちょっとしたハプニングがありました。日本女子チームが他国にプロテストされました。本来プロテストとは、自分に下されたジャッジの判定に対して不服を申し立てる際に行うものです。たとえばSPが完璧に出来ているのにジャッジはレッドカードを出すときがあります。本当は15秒以内に完了しているにもかかわらずジャッジは、SPに16秒かかっている、とミスジャッジした場合などです。その場合はプロテストを行い、15秒以内にSPが完了しているかどうかをビデオで再チェックすることができます。ビデオ判定で15秒以内にSPが完了していたならホワイトカードでフルポイントとなります。スタティックを終えて日本女子は暫定総合3位につけています。十分メダルは狙えます。そこにつけこまれました。日本に次いで暫定総合4位につけている他国のチームが日本女子チームのある選手のSPは不完全であるとプロテストを行ったのです。ジャッジの判定はホワイト、だったのにもかかわらず。結局プロテストで判定は覆りませんでした。日本女子は暫定総合3位のままです。仮にプロテストで日本を落としたとして、心の底から嬉しいでしょうか?表彰台に上がったときに心に一遍の曇りもなく晴れ晴れしい気持ちでメダルをもらえるのでしょうか?

フランスやイタリアをはじめとする欧州に見られる何事にも美を追求する姿勢・・・それがアプネアにも反映されて、またフランス、イタリアが二強時代には彼らがドライビングフォースとなりアプネアのあるべき姿が世界中のフリーダイバーに伝播されていったのはもう遠い過去のものになっていくのでしょうか。2000年前後、あのころフランス、イタリアは憧憬の存在でした。しかし昨今のアプネアシーンを見ていると得点差ばかりに目が行きがちで、時にライバル選手のパフォーマンスを隠し撮りしてちょっとでもミスがあればプロテストして足を引っ張ろうという美しくない姿勢も見受けられるようになってきました。悲しいことにいかに美しく潜り、美しく勝つか、という部分はおざなりにされているようにも見受けられます。フリーダイビングの大会では勝ったところでお金も影響力も得られないのに・・・。

勝負においてどんなときも勝つために最善を尽くすべきです。さらに言えば勝利に価値を見出せないならスポーツの現場から去るべきです。しかしどんな手を使っても勝てばいいという勝利至上主義にはまってしまうと戦争と同じになってしまいます。懐古的になるには早すぎる気もしますが、ある意味、牧歌的で草スポーツ的だったフリーダイビング世界大会の雰囲気は少しずつ薄れていくのかもしれません。フリーダイビングの本当の素晴らしさは個人競技であるにもかかわらずチームスポーツでもあるという点にあると思っています。ここで私が言うチームとはなにもローカルチーム、ナショナルチームという枠をさすものではありません。今回、イタリアとフランスの両チームと一緒にDEEPのトレーニングをさせてもらいました。一本のロープをシェアし、互いにサポートに入り、自己ベストが出ればBRAVO!と喜び合う。大深度のリスクを分かち合い、互いに刺激しあう。その瞬間、国を越えたチームが成立するのです。言うなればチームONEOCEAN!海に出たら人間なんてちっぽけな存在です。だからこそどの国の選手であっても互いに助け合わなくてはいけません。それこそがシーマンシップです。

「勝者にはなにもやるな」という言葉があります。それだけ勝利の味は美味なるもの。誰でも勝ちたいのです。しかしそれゆえ潔く敗北を認める姿勢もまた必要です。「武士道とは死ぬことと見つけたり」の葉隠的侍スピリット。そして死をも恐れずフロンティアに向かっていくアドベンチャースピリット。そしてそれらに共通する「人としていかに美しくあるか」という精神文化を背景にもつ日本とフランスこそが世界へ「アプネアとは美なり」と再発信していかなくてはと思います。

・・・ともあれ、勝ちたいなら実力で上がってこいや〜!デンマーク!!

2008.09.08 Monday

LIMITING LIMITS


今大会のスローガンはLIMITING LIMITS 
これはイコール NO LIMITS???


SHOW THE FLAG! RISING SUN! 
メッセージ入りの国旗ありがとう


常勝軍団フランス トリコロールでワンショット


コンスタントトレーニング終了!
PB連発でここまではみんな絶好調だったんだけどなー ちきくしょー


変則床プール このバンプに鼻を当てないようご注意!


水中変顔選手権


2008.09.08 Monday

コンスタント終了 そして スタティック開始!

コンスタントが終わりました。男子は3人ともイエローで15位と撃沈・・・。理由は選手それぞれでいろいろあるのですが、自分の場合はOT5分前に知らされたOT14分遅れと船、プラットフォームともにアンカーが外れるほどの大波で完全にタイミングを外されてしまいました。船のアンカーが外れて船が流されているということはドクターも酸素もまたスタンバイしているテクニカルダイバーも競技エリアから遠くにいるためいざというときはいったいどうなるのでしょうか?実際に潜り終わった後、船が遠くにいるため、通常行っている水深5mでの純酸素を使った減圧が出来ませんでした。正直、身の危険を感じるほどの海況と運営の手際の悪さにキャンセルしようかと思ったほどでした。14分という中途半端な時間を与えられると選手はどうしても呼吸がハイパー気味になって待つことになります。それは非常に危険な状態で、待たされたほとんどの選手が手足がしびれた状態で潜っているのです。ですのでこういう場合は運営のコツとして、14分待機ではなく、いっそのこと60分押しにするべきなのです。そうすれば再度アップを行えますし過呼吸になることもなく、BOを起こすことも避けられるはずです。
自然相手のスポーツなのである程度の自然への順応性は必要ですが、選手はどこまでリスクを負うべきなのでしょうか?

1日目のコンスタントでは100m申告は3人中2人成功(マノリス、マーティン)、失敗したギオムも98mまで到達。しかし2日目のコンスタントでは100m越えは3人ともすべて失敗に終わりました。スロバキアのユリーは100m申告のBO、篠宮は100m申告の92m、113mのPBをもつNZのデイブですら104m申告の92mと非常に過酷なコンディションでした。午後になれば波が上がるのは分かっているのになぜ深い選手をラストにまわすのかが全くもって理解できません。午後の荒れた海で潜るのなら朝の7時にOTでも選手はまったくかまいません。どの大会でも深い人から潜るのが慣例となっています。よほど海況が一日中安定していない限りは深い人から潜るほうが賢明な運営方法といえるでしょう。

とはいえ、これからチームを立て直していかなくてはなりません。当初3人とも成功すれば205点。今回の作戦はコンスタントで5位、得意のスタティックで追い上げて総合4位、ラストのダイナミックで総合3位に入るつもりでした。コンスタントが終わって5位の得点は206点。ですので戦略の読みは当たっていたと思います。しかし分析力と戦力が結びついていないのが非常に痛いところです。篠宮100m、今野60m、濱崎45mの申告は「前日までの練習内容」と「コンスタント5位」をてんびんにかけて最善の選択をした結果でした。けっして背伸びをしすぎた申告でもなく、いつもの海況ならクリアできたはずです。スポーツの”現場”では「タラレバ」は禁句ですが、分析を行う際にはどうしてもタラレバは必要なのです。言い訳がましくてすみません!サッカー・カナリア軍団のようにNO戦略でも高い個人プレーだけで勝てるようなチームを作れたら最高だなあと思います。ともあれ日本は3種目ともに個人個人の能力をもっともっと上げなくてはいけません。世界王者ギオムを擁するコンスタント一位のフランスを見ていると、弱者には戦略が必要だがやはり強者には戦略はいらないのだと実感させられます。

これからは10位内へのチャレンジとなります。先日本番のプールでダイナミックをやってきましたが、篠宮190m+に濱崎160m+と篠宮、濱崎の調子は非常にいい感じです。変則的な床にも慣れてきましたので、本番では200m+を狙ってみたいと思います。スタティックは3人とも得意なので追い上げられるはずです。個人的にはこちらも日本新を狙っていきたいと思います。超希望的観測ですが、次のスタティックで10位まで追い上げて、変則25mプールでのダイナミックで上位のハプニングがあれば5位入賞もありうるかも?と考えています。いずれにせよひとつでも順位を上げていきたいと思います。

日本女子はコンスタントを終えてロシアに次いでなんと2位!メダルの可能性が高くなってきました。男子チームも女子が何とかメダルを獲って表彰台に上がれるように協力していきたいと思います。今晩からスタティックです。まずはトップバッターの平井選手がプールに向かいました。皆さんもぜひ応援してあげてください!よろしくお願いします。



2008.09.02 Tuesday

世界素潜 開幕!

世界フリーダイビング選手権、”世界素潜”エジプト・シャルムエルシェイクにて開幕しました!

海は言うまでもなく素晴らしい状況なのですが、9月に入ってやはり秋の海になってきました。あさから風が強くうねりが入っています。またクラゲもたくさん発生中。この辺は日本の海と似ていますね。しかし浅場のサンゴに群れるオレンジのハナダイ、優雅に泳ぐナポレオン、たまにジンベイも出没したり!と紅海ブルーを楽しんでいます。個人的には調子も上向き始め、今日はターゲット102m。ボトムでは耳にも少し余裕がありました。スタティックも調子は上々です。
ダイナミックですが・・・なんと25mプール、しかも水温33度、水底は1.2〜1.8mへと変則的に変化するので注意が必要です。正直、これが本当に世界選手権???と大きな疑問がわきあがってきますが、これで気持ちが切れてしまったら負け。どのチームもイコールコンディションですし、これではいくらプールが得意なNZや北欧勢も記録が伸びないでしょうからむしろ大ドンデン返しが待っているかもしれません。チャンスととらえます。

ここでなぜ50mプールじゃないんだ!なぜ水深が一定じゃないんだ!水温が暑い!と怒ってはいけません。もうここまできたらその状況を楽しむくらいの余裕が必要なのです。あのプールでは各国ともに記録は伸びなそうですので総合得点は下方修正しないといけないかもしれません。最後のダイナミックにどんなドラマが待っているのか楽しみです。急に水深が変わる床なのでノーズクリップやゴーグルを床に当てて焦らない様にしないといけませんし、ちょっといつもよりパッキングを多めにして身体を浮かせ気味にして泳ぐ必要があります。

競技環境は6月の沖縄カップの方が素晴らしい!と胸を張って言えます。そろそろ日本も誘致を考える必要があるかもしれませんね。せっかく世界からたくさんのトップアスリートが高いお金を払って競技に参加するのですからベストなソリューションを提示すべきです。沖縄なら紅海にも負けず劣らず、海は美しいですし、本島内に50mプールは3箇所以上はあります。きっとみんなを喜ばすことが出来るはず・・・最近の篠宮はどうしても視点がオーガナイザー寄りになってしまいます。ですが今回は選手として思いっきりやりたいと思います。



これからオープニングセレモニーです。

行ってきます!

2008.08.30 Saturday

with France team



今日はフランスチームと合同練習しました。チームの要は先日自身4度目の世界記録を出したギオム・ネリー。ギオムはあったかい、というか暑すぎるエジプトの海でウエットを着ず、ファーストスキンの水着のみで100mへの調整を行っています。NZのデイブもロングスパッツの水着のみで100mダイブを行っています。しかし、これだと帰ってくるときに浮力がないため結構きつそうです。篠宮と山内はモビーズからアプネア用ウエットスーツのサポートを受けており、SCSシルバー、両面スキン3mm2Pで快適に調整しています。シルバーは熱反射効率、断熱性に優れているので暑いと思うことはほとんどありません。やはり南国だと真っ黒のウエットだと暑すぎて脱水症状になりかねません。またシルバーのウエットは水中でもかなり映えます。今はまだテストスーツですが、すでに最高の出来です。一般ユーザー向けのアプネアウエットも待ち遠しいところです。

フランスチームに新たに加入した元カナダチームのウィル、ギオムのエンジェル、ジュリー、USのロブと競技ラインをシェアしながら交互に潜ります。先日113mの世界記録を出したギオムの潜りはやはり美しいですね。ウィルはフィンのテストと仲間のサポート。これって国別対抗戦だったっけ?と世界選手権の主旨を忘れそうなほど各国の選手たちと一本のロープをシェアするのがなんとも楽しいのです。酸素タンクもギオムとシェアしたりして・・・。ギオムはスフェラマスクで94m!スタート前の呼吸もたったの2分だけ・・・すごいぜ世界チャンプ!!

今日の自分のターゲットは96m。一度楽にこなしてから、ここからまた100mオーバーを狙っていきます。調子の上がらないときにはあえて思い切って下げて再調整したほうがコンディションはあっさりと上がるものです。ということでおとといの90mダイブからWCへ向けてまた少しずつ上げていきます。いまは体の芯に力が湧いてくる感じがします。調子はきっと上向くでしょう。

今回の優勝候補と目されるニュージーランドチームが隣の競技ロープで練習していたのですが、かなりレベルが高いです。今日はデイブ100m・ウィル90m・アント80mをさくっと決めていました。ダークホース、スロバキアチームもなかなかのDEEP野郎です。100m・80m・70mを決めてきそうな雰囲気です。フランスはギオム100m・ウィル85m・クリスチャン85mといったところでしょう。いやはやすごい時代です。

2008.08.26 Tuesday

PRIZE


プレチャレンジの表彰式がありました。参加者10名ほどの小さな大会ですがやはり入賞するとうれしいものです。記録自体はまずまずでしたが、スタティックで優勝、コンスタントで準優勝することが出来ました。ささやかな表彰式でしたがこれで気持ちに区切りがつきます。賞品はアプネアセンター特製のパーカーとポロシャツ、なかなかいいデザインです。グラッツェ!

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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう
プロ・フリーダイバー

2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦中。競技活動の傍ら、スクールや大会も運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

一般社団法人沖縄フリーダイビング協会を立ち上げ、代表理事として沖縄でのフリーダイビングの振興を行う。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン