篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2012.07.17 Tuesday

沖縄大会2012 総合優勝




2007年のエジプト・トリプルデプス出場以来、5年ぶりの総合種目参加でした。


総合種目の大会はいろんな思いがあって出ていませんでしたが、

5年ぶりに総合で勝つことが出来ました。


久しぶりに3種目出てみて、課題は沢山あります。



当初、最大の目標は100m+、7分30秒越え、200m越えでしたが、

海況、体調、メディア取材など総合的、戦略的に考えて


結果的には

コンスタント 90m

スタティック 6:44

ダイナミック 163m

となりました。


海が終わるといつも気が抜ける。

ここからが本番だと、気を引き締めよう。


またスタティックは身体の調子は最高でしたが、良過ぎて

記録が出るぞ!と気負い過ぎてしまった、、、

こういうこともあるんだなあ。


そこで集中がキレ始めたのかな。


またダイナミックは雷雲の関係上、屋外50mから室内25mへ変更。

長水路から短水路へ急遽チェンジ。

このことも気持ちがあまり落ち着かないことにつながってしまいました。


そこで、戦略を変更。

ラストのダイナミックは150m泳げば勝てると計算。

目標の200m越えはリスキーだと感じ、無難に163mでアップ。


最低限の目標である総合優勝は果たせました。

記録に関してはまだまだです。

8割程度の出来具合かな。

これからが本番。

9月のニース世界選手権で爆発するために力を貯めておこうと思います。



今回は、自分のなかで

3種目を3人の人格に分けて、「ひとりチーム戦」としてとらえて戦略を練ってみました。


コンスタント選手

スタティック選手

ダイナミック選手


それぞれの出来具合と調子を冷静に見際めながら

「ひとりチーム戦」をおこないました。


コンスタント選手とスタティック選手は調子は8割程度でしたが、

2位の選手とはだいぶアドバンテージを確保出来たのでダイナミック選手には

無理をさせず、150mを過ぎたらあがるという戦略に。

200mを越えて自己ベスト行きたい欲を捨てて、リスクを排除し、勝負に徹することに。


「ひとりチーム戦略」として、アンカーのダイナミック選手は流してフィニッシュすることにしました。


総合種目大会では最終的には記録よりも総合順位が大事なので、本質的な勝負の勘所をおさえることに。


総合3種目は個人戦だろうが、チーム戦だろうが、とるべき戦略はほぼ同じです。


確実に勝つために、リスクをおさえてどう戦うのかということです。


自己新、日本新を出したい!というカッコつけたい衝動はときに押さえなければなりません。


欲を押さえることが勝つためのベストウエイなのです。


ニースでのチーム戦略を考えながらひとりでそんなふうに潜ってみました。





しかし世界のレベルはどんどん上がっています。


コンサバに行くのが基本セオリーな総合/チーム戦とはいえ、さらに高いレベルでの戦略的な戦い方も求められると思います。


記録にも勝負にも高いレベルで挑む必要も出てくると思います。



そんなハイプレッシャーのなかでの戦いにも挑んでいきたいと思います。





今回は天候に泣かされた部分も多々ありましたので、選手だけでなくスタッフの皆さんは連日ご苦労が絶えない大会だったと思います。本当にお疲れさまでした。

そして素晴らしい大会をありがとうございました。



米田オーガナイザーをはじめ、大会スタッフ、スポンサー、ジャッジ、カメラマン、ドクター、船長、プールのスタッフ、メディア、関係者の皆様ありがとうございました。


心より御礼申し上げます。



また篠宮をいつも応援してくださる皆様、スポンサー各位におかれましても御礼申し上げます。


ありがとうございました。



9月のニースが本番です。


前回は沖縄世界選手権、団体で男子は銀メダルでした。

今回もまたメダルを持ち帰りたいと思います。


引き続きご声援のほどよろしくお願いします。



なお、大会中、日本テレビ 未来シアターの密着取材を受けていました。

美しい水中映像もありますので、どうぞごらんください。
オンエアは9/16の予定です。(沖縄は一週遅れの金曜日OA)






 

2012.07.05 Thursday

トレーニングスタート!

 

沖縄大会(7/14−16)へ向けた事前練習がスタートしました。

ニース世界選手権団体戦への日本代表最終選考試合となる大事なイベントです。


今日は快晴、透明度25m、水温30度、波もほとんどなく最高のコンディション。

今日は沖縄チーム3人に関東から2人の選手が参加。


篠宮は92mでした。シーズンベスト。

92mから130mの海底のグランブルーを眺めてきました。

深くどこまでも静かな青の世界。神の領域。

この大いなる青こそが我々を惹き付けて止まない場所なんだ。

THIS IS IT !!!

フリーダイバーでよかったと実感する至福の時です。


すこしずつ調子も上がってきました。

ここから大会へ向けてコンディションをあげていきたいと思います。


明日から全国からたくさんの選手達が集まってきます。

楽しみです!



大会公式サイト





photo by Igor


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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう
プロ・フリーダイバー

2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

一般社団法人沖縄フリーダイビング協会を立ち上げ、代表理事として沖縄でのフリーダイビングの振興を行う。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン