篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2015.06.02 Tuesday

バハマ大会2015ムービー完成!


バハマ大会2015のムービーを編集しました!


REDの高感度&5Kスローカメラの素材がめちゃくちゃ美しいです。素人には手が出ないプロ専用機。こんな機材で撮ってもらえるなんてありがたいです。

そして音楽は珍しく、というか初めてダブステップを入れてみました。意外にもフリーダイビングのスロー映像と合いますね!

渾身の一本です。
ぜひチェックしてくださいね⭐︎



Just Edit!!
Ryuzo at Vertical Blue 2015 

Special thanks to 
Jullia and Duncan of Oceanic All stars

and  also to
Mobby's
Breitling Japan 
Viri-dari deserta
eau de vie


Have fun!!

2015.05.07 Thursday

バハマ大会2015 準優勝! 応援感謝です!



 11日間に及ぶ長い長い大会が終わりました。
最後まで応援どうもありがとうございました。

第3クールは、結果から言うと全部キャンセルしました。
理由は海と自分のコンディションがイマイチだったこと。そして第二クール終了時に暫定で総合2位につけていたので、ライバルとの得点差を計算し、自分を上回らないパフォーマンスであれば自分も深追いせずその場でキャンセルする判断をしました。ライバルが失敗すれば自分があえてリスクを冒して潜らなくても得点差は変わらないわけです。

最終の第3クールは誰しも疲れが溜まってくる時期。自分もライバルたちも。ライバルたちのここでの一発逆転はよほどのことがない限りない、と見て無理せずやめておきました。

また世界記録保持者ウィル選手はバハマ大会ではいつも1位が定位置です。このブルーホールが彼のホームグランド。島に住み着いて一年を通してトレーニングしており、この大会も彼のオーガナイズによるもの。彼の牙城を切り崩すのは現実的ではなく、ならば総合3位内に手堅く入賞するタクティクスが妥当と判断しそのスキームを選びました。



種目別では
コンスタントで2位(95m)
フリーイマージョンで3位(91m)
コンスタントノーフィンは4位タイ(62m)でした。

そして、
総合では準優勝となりました!
応援ありがとうございます!!


バハマ大会は2008年の第一回目から出ていますが、初めてのメダル、表彰台です。(昔は表彰もしなかったんです)なので、格別な思いです。ようやく、ほんとうにようやく手が届きました。このバハマは初めて100mを潜った特別な海。特別な大会。世界で一番記録の出やすい我々にとっての最高のアリーナなんです。長く続けていればいいこともあります。

最終日に暫定4位タイのノーフィン種目で3位入賞も狙って65mを申告しましたが、コンディション的に65mを潜れる調子ではないと判断し、キャンセルとしました。

実は第二クールで完全にピークアウトし、疲れが噴き出してきたので、かなり厳しいフィジカルコンディションでした。前半勝負に出ておいて良かったです。先手必勝ですね。疲れてきて逆転を狙うのはきついですから。

欲を言えば、ほんとうは最終日に65mを決めて3種目全てでメダルを獲得したかった。またできれば67m以上を決めて日本新、アジア新を達成したかったな。うーん3種目の調整はやはり考えていかないとな。。。

序盤で大深度2種目(コンスタント&フリーイマージョン)であらかた決めておいて、終盤で浅い種目のノーフィンにするか、またその逆でいくか。3種目でそれぞれのピークをずらすことができるのか。可能性と今後の課題を考えさせられました。しかし久しぶりに3種目に出場し、またこの面白さも思い出しました。一人でチーム戦をやるような感じです。戦略を練るのが面白いですね。コンスタント選手、ノーフィン選手、フリーイマージョン選手。監督は自分。どの選手がポイントゲッターでどの選手(種目)は控えめでいくのか、どの選手の調子がいいのか、などなど。

まだシーズン初戦なので、本格的に体が出来上がっていない状態でしたが、とりあえず結果が出て良かったです。しかし、内容的には記録はイマイチなのと、コンディショニング、ピーキングが種目によって変わってくること、そしてなにより一年一年体が変化するのでそれに自分のOSがバージョーンアップしていけるかがポイントかな。来年40歳ですが、もう45歳くらいになったつもりで種々労りつつ気を使いつつコンディショニングしないといけないのかもしれないな。


しかし、本当のバハマ大会はこんなレベルじゃ勝てない。この記録ではせいぜい5位に入れるかどうか。いつもはもっともっと超ハイレベルな選手が超シビアな戦いをしています。やるかやられるか。去年も一昨年も。今回の入賞はかなりの運があったと思います。本来ならコンスタント&フリーイマージョンで105m以上、ノーフィンで75m以上出さないと総合には割って入れません。これで楽することを覚えたり気を緩めたりせずに、また次の戦略を練りたいと思います。世界のトップレベルで戦うのはもっと厳しいのですから。

今回バハマ遠征でご支援くださったスポンサー様、サプライヤー様、応援してくださった皆さま、沖縄チームのみんな、バハマでの日本チームのみんな、バハマの友人ロクスリー、どうもありがとうございました。

日本の家族、両親、兄弟、親戚たちのサポートにも心から感謝。

どうもありがとうございました!!

バハマより


大会順位サイト

篠宮の公式FBページ
*日々の写真はこちらにアップしています。



第2クールムービーです!
またまた超クール!!






コンスタント女子日本新!92m!!
岡本美鈴選手おめでとうございます!
お互いアラフォー選手として刺激し合っています。(あっ)



フリーイマージョン女子日本新80m
沖縄チームの実力者福田朋夏選手、初めての日本記録おめでとう!! 
そして女子総合準優勝! 3種目よくがんばりました。




女子総合優勝の木下さゆり選手おめでとう!!(篠宮の右)
フリーイマージョン80m&ノーフィン60mと日本新もたくさん樹立しました。
世界を狙えるすごいアスリートです。沖縄に帰ったらまた特訓だー!

その右隣の武藤選手も自己ベスト更新!
おめでとう。(とらわれた宇宙人ムッチー)
たくさんサポートもしてくれました。




日本女子の躍進は止まらない!!
男子も負けずにがんばろうぜー!!!




コロンビアのチャンピオンソフィア選手と。彼女もたくさんのナショナルレコードを更新!
ノーフィンで二位!おめでとう。キャリアはまだ2年、3回目の大会。すごいなあ。




ライバルジョニー(NZ)
ノーフィンで62mを同時に申告し成功。
お互いゲームを楽しめました。



島の友人フランク。
古いライカとブライトリングの腕時計がお好き。
スーパーオーシャンズ!



撮影、料理、送迎までしてくれたロクスリー。
たくさんのサポートありがとう!!
また来年。




二番、、だけど、うれしいです!
応援ありがとうございました。


2015.05.05 Tuesday

バハマ大会2015 第2クール終了!!


バハマ大会第2クールが終了。


これで大会の2/3が終わったことになります。

第1クールではコンスタント95m、フリーイマージョン91mは成功しましたが、三種目目のノーフィンはまだ成功していなかったので、ノーフィンを第2クールでのメイン種目と捉えて潜りました。


1日目。

ノーフィンの日本アジア記録となる67mを申告。下りはスムースに潜れたのですが、上りのラスト25mくらいで急に苦しくなり、気分的にも折れてしまい、ロープをたぐって浮上しました。もちろん失格となりますが、次へのダメージを減らすために深追いはしません。安全第一。はい、次!


2日目はオフを入れて体を休ませました。


3日目。

ノーフィンで一度恐怖を味わうと大きなメンタルブロックが出来上がってしまいます。なのでここはイージーにクリアできるところでまず一本。62mを申告し、成功。この日は天気が大会中一番悪く、朝から雨、風がやまず。バハマらしからぬ肌寒い天候でした。イージーアナウンスにしておいてよかった。。。選手達は軒並みキャンセルや不調でした。天気には勝てません。こういう日は無理をしないことですね。これでノーフィンの調子が戻りました!やったね。


明日5/5からいよいよ最終クール3日間です。

今回はノーフィンの記録更新と三種目での総合上位入賞を目指しています。どのようにあとの3日間を潜ろうかと、ひとり作戦会議を展開中!


明日も天気は荒れそうだな。

むむむ。

さてはて。



最後まで応援よろしくお願いします。



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第1クール 大会ムービー
5K&スローモーション映像が素晴らしいです!


大会フォト
ノーフィン62m












PH
Ryuzo Shinomiya
Sayuri Kinoshita
Yuki Muto
Daan Verhoeven

2015.04.30 Thursday

バハマ大会2015 第1クール終了!


バハマ大会第1クール終わりました。


まず1日目はノーフィンにエントリー。

ベスト&日本記録が去年のバハマで出した66mなので軽く手始めにに65mの申告。初日はいろいろは運営もばたつき、緊張があり、選手も少なからず影響をうけるもの。自分もわかってはいましたが、ちょっとしっくりこなかったかな。。。変な緊張感がありました。潜行はよかったのですが、上がりがなんだかいい感じではなかったので、ラストの25mくらいからロープをたぐって浮上しました。ヒヨったかな、、ノーフィン種目でロープをプルすると失格ですが、安全第一です。長丁場ですし、ここで無理しても日本記録となるわけではない申告深度。なのでこういうときは深追いせずスッパリ諦めます。ハイ次。


2日目。気を取り直してフリーイマージョンで91mの申告。

バハマでのトレーニングでは90mまで行っていたので調子を見る感じで調整の一環としてやってみました。なんとかメイクできました!思ったよりも耳抜きの技術がうまくいっていたので、手応えをつかみました。息は全く苦しくなかったです。(ノーフィンがいかに過酷かが分かります)よしよし、少しずつ調子が上がってきましたっ。


3日目。コンスタントで95m申告。

さらに耳抜きの技術を調整していきます。コンスタントは両手が空いているので、耳抜きの技術であるマウスフルもやりやすい。最後の耳抜きはおそらく85−90mくらいでできました。よーしいい感じです!試合中にうまく調子をあげて調整できたのが◎


あとはノーフィンで一回決めれば3種目は出たことになります。その後はそれぞれの記録を伸ばしていきますよー!



やっぱり10気圧以上の大深度潜水は自分にとっての本来の居場所、主戦場です。この2年くらいはノーフィンも注力していますが、深さに挑むフリーダイビングこそ15年以上の競技人生をかけて取り込んできたもの。やはりこれだ〜!うーん気持ちいいね!!THIS IS MY HOME!!!


ノーフィンは深度は浅いのですが、四肢を動かすので酸欠状態が進み、最後は有酸素運動から無酸素運動へシフトし、そしてブラッドシフトもさらに亢進するような感覚があります。手足の感覚がサーっと血の気が引くような冷たい感じになります。そのフェーズがシフトするところが苦手ポイントなのです。そこで焦ってロープを掴んで上がりたくなるのですが、そこをじっと堪えてラストの30mを進みます。ダイナミックでラストに感じるあのいやーな感じに近いですね。(個人的にあれがキライなので、ダイナミックも本気では取り組んでないところもあります。でもやっぱりあれもトレーニングで克服しないといけませんね。。。)


コンスタント&フリーイマージョンは深度も深く、時間もかかるのにあの感覚がないのが不思議です。この2種目では心拍数が上がりきらないし、酸欠状態にもなりきらないのが理由かなと推測しています。あとは大深度まで行くので、徐脈とブラッドシフトがガッツリ起きていて逆に楽になるのかもしれないなあと。ということは、もう少しノーフィンでも深くいければ、あの感覚がなくなるのかな?それとも。。。もう少し人体実験が必要なようであります笑


ノーフィンではラストの体内現象がフェーズシフトするところの不快感をいかにやり過ごすかが課題ですが、大深度潜水はいかに耳抜きがうまくできるかが大きなポイント。こうしてそれぞれのポイントを比較したり相対化できるようになったのもノーフィンにちょっと真剣に取り組むようになった副産物かな。あとは3種目やると疲れが体のある一箇所に蓄積し続けることがなくなり、体調管理が楽になりました。また疲れを残さずに試合へ入っていけるので、試合で調整しつつ調子を上げられるようになるかもしれません。これも期待しているところです。


20代のころはとにかく練習至上主義でした。試合と同じ深度に練習で潜り続けるのはリスクが高いです。また疲れもストレスも溜まります。そのまま調整し、試合に入っていくのはパフォーマンスが落ちていきます。まあ、これも年齢や、潜る予定の深度によるのですが。自分は30歳、85mくらいまでは練習でも事前調整でも試合でもあまり疲れを感じませんでした。しかし100mを狙おうと思い始めてから、練習ー調整ー試合の最適な時間と集中のバランスを見直さなくてはと思うようになりました。近年では練習よりも事前の調整に最も力を注ぐようになりました。練習至上主義から調整至上主義へ。そしてこれからは試合至上主義へさらにシフトしていくような気がします。試合中に調整もかねて次の一本の申告深度を探っていくような。それも狙って取り組むのではなく、自然とそういう流れになっていくように思います。40歳を前にしてようやく自分の体とうまく対話できるようになってきたような気もしますね。がんばれアラフォーアスリート!!


フリーダイビングはまだまだ歴史の浅いスポーツゆえにトレーニング理論など完全には体系化されていない面もあります。なので教科書的なものを求めたくもなりますが、自分の内面をうまく観察しながらやっていくしかないのだろうなと感じています。身体は自然の小さくなった言わばフラクタクルモデルのようなものだと思います。なので、自然や地球の理をうまく取り入れそれをモデルにしていけばいいのではないかと思います。小難しいことを言っているようですが、基本的に嵐の海には潜りませんよね。体にとってそういう時はどういう時かというと熱を出したり耳が抜けないという時。ではどういう時に潜ればいいのか。ナギや流れのない時ですね。しかしナギが続けば必ず嵐が来ます。サイクルや波は必ずあるものです。自然や海をお手本にして、そして体とうまく対話しながら自分の内側にある教科書を引っ張り出していく作業もまた面白いものです。 


なーんてね。


つい久しぶりのブログ更新で長くなってしまいました。


試合は第2クールが明日5/1から3日間。

そして第3クールは5/5から3日間です。


明日からも応援よろしくお願いします!!


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トレーニングムービー




トレーニングフォト 
コンスタントノーフィン




大会フォト DAY2
フリーイマージョン-91m






大会フォト DAY3
コンスタント-95m







ビーチフォト









PHOTO 

Ryuzo Shinomiya
Misuzu Okamoto
Yuki Muto
Daan Verhoeven
Lockley Cartwright





2015.04.11 Saturday

バハマ大会2015!



バハマ大会2015!

昨日現地入りし、今日からさっそくトレーニングスタートです。前回のバハマ大会から約5ヶ月後となりますが、まだなんとか体はブルーホールモードのままでした。よかった。やっぱり潜りやすい海です。流れは全くなく、あったかく気持ち良いブルー!ただいまブルーホール!

今回もノーフィン種目をメインターゲットにし、フリーイマージョン種目の参加も考えています。コンスタント種目は、モノフィンをあえて持ってこなかったので出場しません。完全無刀で臨みます!このモノフィンという宝刀を捨てた丸腰の気持ち良さ……たまりません。移動中も楽々。気分も軽やか。癖になりそうです。

今回で7回目となるバハマ。2011年、2013年はパスしましたが、2008年からほぼ毎回参加してきました。世界のいろんな海で潜ってきましたが、やはり記録を求めるならこの海が一番かもしれませんね。またブルーホールといいコラボレーションができるよう明日からも本番へ向けて調整を重ねます。

みなさん最後まで応援よろしくお願いします!

大会期間
4/27−5/7

大会公式サイト





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応援&いいね!よろしくお願いします。




 PHOTO SAYURI KINOSHITA
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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう
プロ・フリーダイバー

2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

一般社団法人沖縄フリーダイビング協会を立ち上げ、代表理事として沖縄でのフリーダイビングの振興を行う。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン