篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2013.03.01 Friday

シャウトするクジラ


今日は最高気温25度の夏日でした。快晴で南風とくれば真栄田岬へGO!朝のプールトレーニングを終えて海へ。鏡のような水面にもくもくの白い雲が映えます。お目当てはもちろんクジラ。昨日真栄田岬の東屋で大きな望遠レンズを構えている人がいたので聞いてみると、青の洞窟300m沖合にクジラが出たそうです!この海域に来てます。もしかしてビーチエントリーでアプローチできるかも、なんてね。。


泳ぎ出してすぐに水面でクジラの鳴き声が!歌ってます。かなり至近距離です。潜ってじっくり聞いてみると4ー5頭くらいの声が入り乱れて聞こえてきます。耳を澄ますと遠くの方でも鳴いているクジラが。高い声、低い声、様々なメロディーを奏でています。狂おしいくらいの雄叫び、メスへのラブソング。獣の本能を感じさせますね。ほとばしるエネルギー。咆哮!


真栄田岬の西側にツバメの根というポイントがあります。沖合は30mほどのドロップオフになっています。ウエイトを少し重めにして垂直の崖をフリーフォールして降りていきます。クジラの声がよく聞こえてきます。ここの壁に声が反射しているのでしょうか。目を閉じてクジラの歌を聴きながらフォールダウン。至福の一時。そしてボトムで少し滞在した後、また目を閉じてゆっくりゆっくり水面に上がっていきます。クジラの歌を聴きながら・・・ 最高のLIVEです。


海で散歩する時は柔らかいロングフィンを履いて、ただ漂います。クジラの歌を聴きにきているので時計も水深計も身につけません。苦しくなったら上がればいいし、寒くなったら戻ればいいのです。内なる感覚を研ぎすまし、海と一つになります。時には記録や数字を忘れてただ無邪気に海で遊ぶのも悪くないですね。こういうときが一番良い泳ぎをしているもんなんですよね。


アラスカの海からはるばる沖縄の海までやってきたザトウクジラ達。その歌声を聴いていると、海を泳いで渡ってきたそのスケール感に感じ入り圧倒されます。地球を包み込む歌声。生命の躍動を感じます。そんな事を想いながらたゆたゆと泳ぎ、潜ります。冬の素潜りの醍醐味がここにあります。


クジラがいるのはあとひと月あまり。春に三日の晴れ間なし、といいますが、また快晴べた凪の真栄田岬でクジラの声が聴けるのはいつだろうか。


あ、いま急に冷たい雨が降り出しました。明日からまた冬に逆戻りか・・・とほほ。はやくホントの夏よ来い!


 

コメント一覧

    • peko
    • 2013/03/02 11:44 AM

    • 私をボトムに連れてって!

      今月24日、ハワイでクジラウォッチンク゜します。
      ラブソング聴けるかなぁ。。。(♡´∀`♡)!!

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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう


フリーダイバー

AIDAマスターインストラクター

写真家



2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン