篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2008.04.04 Friday

DREAM -100m



ようやく夢に見た100mを公式に達成しました。前夜から全くと言っていいほど緊張せず、練習よりもいいダイブが出来ました。100mを達成する前夜と当日の朝というのは一回きりしかないので思う存分楽しもう、一瞬一瞬を味わおうと思いながら本番に臨みました。今日も10時にトップライナーとしてオフィシャルトップを迎えましたが、一番乗りはやはり気持ちのいいものです。まだ誰も(スタッフさえ)入っていない水に浸かりブルーホールと対話。足あとのない新雪をいちはやくディセントしていくフリーライダーのような心境、まさにファーストディセントです。

今日はBIGDAYとなりました。100m以上を申告したのはなんと3人も!NZのデイブがコンスタント108m、同じくNZの大会主催者ウィルが101mフリーイマージョンそして篠宮がコンスタント100m。いやはやすごい時代になったものです!デイブは軽くコンプリート。ウィルは97mでターン。またカナダのウィルは84mノーフィン世界記録を申告したものの途中で引き返しました。長丁場なのでみんな様子を見ながら、という感じでしょうかね。それとメグさんがノーフィン日本女子新記録34mをあっさりと決めてくれました。おめでとう!

ジャック・マイヨールが生まれたこの4月にそして彼が世界デビューを果たしたこのバハマの海でアジア人、日本人として初めて100mを公式に記録することが出来て本当に感無量です。フォロワーとしてこれほどうれしいことはありません。実は自分が生まれたのは1976年11月、これはジャックが人類初の100mフリーダイブを成功させた年月なのです。つまり非常に恐れ多いことながら、私、篠宮の年齢がそのまま“人類が初めて素潜りで100mに到達した歴史”を物語ることになるのです。単細胞のワタクシはここに不思議なご縁を感じずにはいられません。諸先輩方を目の前にして僭越とは思いますが、運命と言っては言いすぎでしょうか・・・
また今年はJAS/AIDA−JAPANが発足して10周年です。日本のフリーダイビングが本格的にスタートして10年というこの節目の年に100mをマークしたことは自分にとってもおそらく日本のフリーダイバーたちにとっても大きな意味があると思います。たった10年で日本人はここまで来たんです!

応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。心から感謝です!

あさってからはいよいよ世界記録へ向けた挑戦が始まります。大会は4/11まで続きます。自分はあと4回トライする予定。いつWRにアタックするかを慎重に考えたいです。まだ気は抜けません。どうぞ最後まで温かいご声援をよろしくお願いします。



 

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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう


フリーダイバー

AIDAマスターインストラクター

写真家



2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン