篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2008.09.15 Monday

世界素潜 閉幕!

フリーダイビング世界選手権・団体戦が閉幕しました。ご存知の通り男子は15位と出遅れたものの最終的にはなんとか9位、ギリギリ10番以内に入りました。もう少し伸びるかなと期待していましたが、これが2008年の日本男子チームの力ということでしょう。コンスタントで15位、コンスタント+スタティックで11位と追い上げて最後にダイナミックで総合9位になったことは、プロセスを考えるととてもいい経験となりました。ただ9位という数字に関しては特にこれといって感動を覚えることはありません。世界で10指以内というのは最低限の仕事、という感覚です。

最初のコンスタントで全員がイエローカードとなってしまったため正直モティベーションが下がっていた部分もありましたが、どん尻からの再チャレンジも悪くない経験です。もう下がることはない、あとは上がるだけだ!とちょっと開き直って前向きに捉え直すと順位が繰り上がっていく過程に結構、充実感を感じられたのでした。とても新鮮な感覚を味わいました。最後は欲が出てきてこれなら6位入賞もいけるかも?なんて期待してみたり・・・。まあ世界はそんなに甘くはないということですね。しかし世界の舞台での失敗や、悔しい思いをすることほど得がたい経験はありません。今の自分に足りないものを真っ向から突きつけられます。それこそが成長する上で必要な要素です。勝って兜の緒を締めよ、と言いますが自分に厳しくすることはとても難しいものです。人間は成功したときに反省などそうそうできません。やはりときに悔しい思いをすることも必要、失敗は成功の元ですよね。

エジプトの紅海には本当にいろいろな経験をさせてもらっています。同じシナイ半島の紅海とはいえ、ダハブのトリプルデプスでは2回出場して2回とも優勝、しかしシャルムは2年で3つの大会に出てかろうじて今年のプレチャレンジでスタティック優勝、その他は日本新も一つもなく、なんとも悔しい結果に終わっています。ダハブの水は相性がいいけどシャルムは合わないのかな?しかし去年のシャルムの反省を生かしてその後の伸びが今年のバハマで出ているので、シャルムは成功への課題を与えてくれる学びの海なのかなと思っています。おかげで来年の目標とそれを達成するための課題がくっきりと浮かび上がってきました。あとはもうやるだけです。来シーズンが楽しみです。

日本での応援、そして現地でのサポートをしてくれた皆様、本当にありがとうございました。

来シーズンもあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。



 

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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう


フリーダイバー

AIDAマスターインストラクター

写真家



2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン