篠宮龍三.オフィシャルブログ One Ocean〜海はひとつ!

2009.02.22 Sunday

大空のサムライ

友人の横ちゃんが本を貸してくれました。これきっと気に入ると思いますよ!といって渡してくれたのがこの本、『撃墜王との対話 続々大空のサムライ』おっとーこれまたヘビーな本を・・・と思いましたが、死線をくぐり抜けてきた男の言葉は心にズシリと響くものがありました。第二次世界大戦中にゼロ戦に乗ってもっとも敵機を打ち落としなおかつ、自分の部隊の兵士を一人たりとも失わなかった坂井三郎さんのインタビュー本です。いまスターウォーズを見たあとで、ちょっとウズウズしてきたのでブログを書いています・・・。

初版は昭和50年。そして借りたのは昭和51年の第3刷、自分と同い年です。値段はなんと850円!ハードカバーでこの値段、時代を感じますね。そしてもっと驚いたのが、坂井さんとインタビューアーの高城さんの住所と電話番号が載っているんです!!!目が点です。いい時代だったんだろうな〜きっと。

ちょっといい言葉を拾ってみました。



潜時有意

集中と集中の間ではぜんまいを巻いている

絶対に全力投球を続けない

失敗をいかにして利用するか−勝つか負けるかの最後の一手はこれしかない

けっして勝利の深追いをしない

真髄と言うものは命がけでないと覚えられない

物に打ち込むということは命をかけること

勝ち戦に指揮官はいらない

一人でも多くの者のために働く

無理して勝つよりもその日は引き分けでもいいから次のチャンスを待つ

ベストを尽くして残る

真剣勝負では、そんなはずではないという想定は成り立たない

戦場に定石なし


本の中ではおそらくゾーン体験や超感覚といった研ぎ澄まされた知覚についても語られていてとても興味深いものがありました。単に平面上の360度に注意を払えばいいのではなく、大空の三次元で音速の世界に身をさらしてこそ出てくる感覚というものがあるんですね。ガンダムのアムロではないのですが、やはり“ニュータイプ”の覚醒とも言うべき状態になるのでしょう。敵機に自分の後方に付かれたとき気配で分かるようになるというのです・・・アムロもそういえば「右だー!」ってやってましたね。いろいろな意味で改めて大先輩たちに敬服するばかりです。なにより、勝つことの意味、そして時として勝ちよりも負けないで生き残るということの大切さを教えてくれます。

こんなにもすばらしい本を貸してくれた横ちゃんには何を読んでもらおうかな。本棚をぐるっと見回すと・・・空つながりで石川直樹さんの「最後の冒険家」かな?それとも、サムライつながりでオイゲン・へリゲルの「弓と禅」かな。いや両方だ!どっちも重いぜ、心して読め!


 

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プロフィール

篠宮龍三
篠宮 龍三.
しのみや りゅうぞう


フリーダイバー

AIDAマスターインストラクター

写真家



2004年 日本人初のプロ選手となる。

2005年 世界ランク1位入賞。(フリーイマージョン種目)

2005〜2007年 国際大会三年連続総合優勝(エジプト、フランス、エジプト)

2008年4月バハマにて、アジア人初の水深100mに到達。世界ランク2位入賞。(コンスタント種目)

2009年4月にはジャック・マイヨールの自己最高記録の水深105mに到達。同年12月には水深107mのアジア記録をマークし、マイヨール越えを達成。(コンスタント種目)

2010年4月にはバハマにて水深115mの現アジア記録を達成。(コンスタント種目)
同年7月は自らオーガナイザーとなり沖縄で世界選手権をアジア初開催。また日本代表キャプテンとして参加し、銀メダル獲得。

2013年5月カリビアンカップにて水深56mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新。同年10月バリ大会にてコンスタント種目優勝。

2014年12月バハマ大会にて水深66mのコンスタントノーフィンのアジア記録更新(通算37個目のアジア記録)

2015年4月バハマ大会にて総合準優勝。アジア人男性初のメダル獲得。

国内初のプロ選手として国際大会を中心に参戦。2016年10月、18年間の競技生活に幕を閉じる。現在は沖縄でスクールや海外ツアー、大会等を運営する。

OneOceanを自身のメッセージに掲げ、海洋保護を訴えるイベントをプロデュースしている。

本の紹介
素潜り世界一
心のスイッチ
ブルー・ゾーン